【2026年1月~3月まとめ】職種別フリーランス求人動向:エンジニア(クライアント・サーバー など)
エンジニア(クライアント・サーバーなど)求人傾向
分析対象
2026年1月~3月時点の公開されているゲーム・エンタメ業界を中心としたエンジニア職(業務委託・フリーランス)
出勤形態
- 出社常駐:38.0%
- ハイブリッド出社:47.5%
- フルリモート可:14.6%
出勤形態の傾向
エンジニア職においては、ハイブリッド出社(47.5%)が引き続き最も主流な働き方となっています。週数日の出社でチームの連携やコミュニケーションを維持しつつ、実装フェーズではリモートで生産性を高めるスタイルが完全に定着しました。
一方で注目すべきは、出社常駐(38.0%)とフルリモート可(14.6%)の明確な二極化です。
出社常駐(38.0%)が根強い背景には、新作コンシューマゲーム開発における機密保持や「Switch2」をはじめとする実機検証環境、さらには金融系システムの更改支援など、物理的なセキュリティが不可欠な「守りの開発」のニーズがあります。
対照的に、前四半期から微増したフルリモート可(14.6%)は、企業の「攻めの採用戦略」としての側面が強まっています。エンジニア獲得競争が激化する中、居住地を問わず地方に在住するベテラン層や希少スキルの保持者を確保するために、あえてフルリモート枠を開放するWeb系プロジェクトや新規開発案件が目立ち始めています。「場所」の制約をなくすことで、全国からトップクラスのエンジニアを募るという、実力主義の採用シフトがこの14.6%という数字に現れています。
対応プラットフォーム/エンジン
【プラットフォーム】
- スマートフォン向け:44.1%
- コンシューマ向け:9.8%
- PCアプリケーション:18.6%
- メタバース/VR系:9.8%
- 未記載:17.6%
スマホ向け開発が4割以上と最大ですが、今期はPC向け(18.6%)の伸びが顕著です。Steam等でのマルチプラットフォーム展開を見据えた設計能力が、以前にも増して問われています。
【ゲームエンジン】
- Unity:38.0%
- Unreal Engine:13.6%
- エンジン未記載:48.5%
Unityの需要が依然として高く、モバイルゲームからツール開発まで幅広く活用されています。Unreal Engineはハイエンドな3Dアクションや、次世代コンシューマ機向け案件で確固たる地位を築いています。エンジンの記載がない案件は、主に基幹システムの構築や広告配信サーバー開発などの純粋なバックエンド業務を指しています。
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単価水準
- 80万円以上:12.9%
- 60〜80万:42.4%
- 40〜60万:5.1%
- 40万未満:1.0%
- スキル見合い:38.6%
単価水準の傾向
今期は「80万円以上(12.9%)」の高単価案件が2桁を記録し、熟練エンジニアへの報酬が上昇傾向にあります。最大のボリュームゾーンは「60万〜80万(42.4%)」で、実務経験3〜5年程度の層が安定して参画できる環境です。
特筆すべきは「スキル見合い(38.6%)」の多さです。これは単純な「経験年数」ではなく、「大規模DAUの負荷対策」「AIを活用した開発フローの構築」「特定の移植開発実績」といった、個別の高い専門性に対して青天井の単価が提示される、実力主義の市場であることを裏付けています。
求められるスキル要件
スキル要件の傾向
- C#:26.4%
- AWS:21.7%
- Go:19.7%
- PHP / SQL:各18.6%
- Python:18.3%
- C++:15.3%
Unity開発を背景としたC#(26.4%)がトップ。クラウドインフラのAWS(21.7%)や、高パフォーマンスが求められる領域でのGo(19.7%)、科学計算やAI連携でのPython(18.3%)など、目的別にスキルの分化が進んでいます。
経験・人柄の傾向
- コミュニケーション力:16.3%
- 自発性・主体性:4.4%
- チーム開発経験:3.1%
技術力はもちろんのこと、デザイナーやプランナーと仕様を詰めるためのコミュニケーション力(16.3%)を必須要件に挙げる案件が依然として多く、「作れる」だけでなく「対話できる」エンジニアの価値が高まっています。
案件タイプの分類
- 新規開発案件:22.4%
- 運営フェーズ:66.4%
- 記載なし:11.2%
案件タイプの分類での傾向
市場の約3分の2が「運営フェーズ(66.4%)」です。長期的な保守、パフォーマンスチューニング、追加機能の実装など、プロダクトを安定させる安定した技術力が求められます。「新規開発案件(22.4%)」では、技術選定から携わる難易度の高い役割や、プロトタイプ開発といった刺激的な業務が中心となります。
今後の注目ポイント
「AIネイティブ」な開発スタイル
案件内容に「生成AIを活用したAPI設計」や「AIエージェントの構築」が具体的に登場し始めました。AIをツールとして使いこなし、コーディングスピードやデバッグ効率を劇的に向上させられるエンジニアは、単価交渉において非常に有利になります。
マルチプラットフォーム移植と最適化
「過去タイトルのスマホ移植」や「コンシューマ機(Switch2含む)への対応」など、クロスプラットフォーム開発における描画パイプラインの知見やメモリ最適化スキルの需要が加速しています。
テクニカルアーティスト(TA)の更なる台頭
Mayaとゲームエンジンの橋渡しや、シェーダー開発を担うTA職は、依然として「スキル見合い」の高単価案件が多く、技術と表現の両面をカバーできる人材の稀少性が際立っています。
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