【事故です!】採用担当とは:「採用?人事?なんかキラキラしてていいよね!」じゃないのよ。
こういう社員って、手をこうしがち。
辻 自己紹介
おじさん人事、略して”OZINJI”のセンターであるREDを務める44歳、二児の父。日々家事育児に追われ時に膝痛と戦いながら、ギリギリを生きている。最近は禁煙外来に通っている。
【略歴】
2005~2018 株式会社アイルネット 携帯電話販売代理店
・携帯ショップ店員→au販売の統括責任者→人事(新卒&中途採用担当)
2018~2022 株式会社ポケラボ(現WFS)
・採用担当→最後の半年はWFSに出向し採用強化担当(ナニソレ)
2022~現在 株式会社STAND
・人事総務マネージャー(キャリアアドバイザーも兼務)
「採用=人事」じゃないのよ
まずこれ。「採用担当」というと「人事」だと思う人がめっちゃ多いんですけど、違うんですよ。
人事とは以下の役割を担っています。
- 採用
- 企業の成長、事業の推進に必要な人材を確保する活動
- 労務
- 給与計算、健康診断、福利厚生、36協定の更新など働く基盤を整える
- 人事制度/評価
- 納得感のある評価を下し、社員の成長を給与や役職に反映させる
- 人材開発/組織開発
- 社員の育成や組織の課題を解決し、会社の成長、パフォーマンス向上を図る
ざっと箇条書きにしましたが、これにプラスして最近は「HRBP(戦略人事)」なんていうのもよく聞きますね。
で、これらを全部1人でやるのは難しいので「採用担当」とか「労務担当」とか役割をわけているということです。
「採用=人事の仕事の中の一部」と理解してください。
採用担当とは?キラキラ事務なの?
キラキラ事務ってなんやねん。と思いつつ
とりあえず先に言っておきますが、採用担当はキラキラ事務ではありません。
ググれば出てくるのですが、それだと記事にする意味が無いので、自分の解釈で記載します。
採用担当とは事業を推進するために必要な人材を獲得することに、責任を持ち、施策を考え実行する人です。
ですので、説明会でカッコよく喋っていた人とか、面接後に優しくサポートしてくれた人とか、そういうことじゃないんです。
それはあなたがその会社の術中にハマっているということ!
その会社の採用担当が、応募者の方にそう感じてもらえるように、適材適所そういう布陣を組んだのです!
例えば「説明会」ですが、説明会で壇上に立つ人はどんな人が良いでしょうか?
自分がパッと思いつくのは
- 会社や事業への理解が深く
- プレゼンが上手い
- 対人対応が柔らかい(感じが良い)
- アピアランスも良いと尚良し(清潔感がある・オシャレ)
という感じでしょうか。
ってなると、採用担当本人ではなく「営業実績の良い営業さん」の方がプレゼン上手そうですよね。できれば「営業のリーダーやマネージャー」の方が良くないですか?
自分ならそうします。
実際自分が新卒採用の担当者をやっていた時は、営業マネージャーにお願いして会社のプレゼンをしてもらっていました。
→これ「説明会でカッコよく喋っていた人」です!
面接後のフォローも、フォロー上手な社員に「面接どうでしたか?」って聞いてみてもらえる?とお願いしていました。
→これ「面接後に優しくサポートしてくれた人」です!
もちろん自分もやる/やっていた前提でないとお願いはできないのですが、上記のように「人材を獲得するためにどうするのが一番良いかを考えて実行する」ことが採用担当には求められます。
採用担当より、プレゼンが上手い人、フォローが上手い人なんて社内にはごまんといます。そういった方々の協力を得ながら、応募を獲得し採用に繋げていく。それが採用担当の仕事です。
よって、採用担当は広義では事務であるとは思いますが、極めて営業色、企画色の強い事務職とご認識頂いた方がよろしいかと思います。
応募を獲得せよ!人材を獲得せよ!(母集団形成と選考フロー設計)
「獲得する」なんです。「採用する」じゃない。
大手有名企業で黙っててもワンサカ応募があるような企業さんは「採用する」でもいいかもしれません。採用の意味をGoolgeさんに聞いてみましょうか。
「採用(さいよう)とは、適切な人材・意見・方法などを、多数の選択肢の中から選び、取り上げて用いること。」
ですって。
多数の選択肢、つまり多数の応募がないと選べない。逆に、多数の応募があれば選べる。
さて、日本は99.7%の企業が中小企業だと言われていますね。
少子高齢化、人材不足と叫ばれている昨今、中小企業に多数の応募があると思いますか?求人を出せば応募が勝手にくると思いますか?
…そう。あるわけないんです。
じゃあ、指をくわえて多数の応募がくるのを待ってますか?そんなことしてたら人員不足で事業遅延、機会損失しまくって会社潰れますよ?
実際私も「辻さん。採用が遅れているせいで、事業も遅延しています。なんとかしてください。」と、むちゃくちゃプレッシャーかけられたことあります。
そうなる前に。全力で応募を獲得しにいきましょう。
いうなればオフェンシブに採用するとでも言いましょうか。
採用→人を採る→人を獲る っていう感じですね。
もう少し具体的に言うと
「この会社に応募したい!」「選考を進みたい!」「この会社に入りたい!」と思ってもらうにはどうしたら良いか。
エージェント(人材紹介サービス)も利用するのであれば、どうすればエージェントに「この会社に自分の人材を紹介してあげたい」と思ってもらえるか。
ということです。
これが採用担当の一番最初の「仕事」と言っても良いと思います。
※作業と仕事は別だよという意味で「仕事」と認識してください。
競合他社に勝つ!内定承諾をもぎとれ!(クロージング)
ズバリ
いつもの競合他社(ライバル会社)と比較されています。
営業先でもよく比較検討される他社は、採用においても大体が競合します。
内定を2社からもらったらウキウキ悩んじゃうよね!(AI生成です)
営業では「どうやったらA社ではなく、ウチに発注してもらえるか」を一生懸命考えて、クライアントに提案しますよね?
採用でも同様です。
だいたい応募者さんは同じ業界内で複数の企業にエントリーします。
で、応募者さん目線だと「A社はすごく感じ良かったけど、こっちの会社はなんか偉そうだし雰囲気悪いな」とか思ったりするわけですね。逆もまた然りです。
「どうやったらA社ではなく、ウチに入社を決めてもらえるか」を一生懸命考え、実行する。
これも採用担当の仕事です。
しかし、これも採用担当ひとりではできません。
面接に出る選考官や(大体が現場の役職者だと思います)なんなら社長まで含めて、一蓮托生です。
応募後の書類選考、面接、内定、承諾...
この限られた機会で「どうやって応募者を自社に惹きつけるか」が重要です。なぜなら、こちらが「一次面接合格」と言ったとしても、応募者さんが次回の面接に来てくれないと「選考」ができませんからね。
そして超重要なのは、「内定」のフェーズです。
ここはもう採用担当の一番の見せ場です!見せ場であり、ミスできない場面でもあります!絶対に「内定承諾」を応募者さんからもらいたい。
自分としては「選考フェーズなんて、内定承諾を得るためのプロローグみたいなもん」とすら思っています。
なにがあったら「内定」という会社からのラブレターに「うん!」と言ってもらえるか。
これを応募者さんと顔を合わせ話を聞く中で、内定承諾ストーリーを描いて射止める!のも採用担当の仕事です。
ここで「ごめん...私... A社さんに決めたの...」なーんて言われたら
ガビーンですよね!ガビーーン!
まとめ
以上、採用担当のリアルについて少し触れてみました。
記事の中で紹介した「母集団形成」「選考設計」「クロージング」といった言葉。これらは、企業側があなたを「獲る」ために練り上げている戦略の正体です。
こういったことに挑戦してみたい!面白そう!ということであれば、ぜひ採用担当を志望してください。(今ウチでは募集してないですが汗)
逆に「え...そんな大変なんだ...」ということであれば、向いてないのでやめておきましょう!
自分の写真を自分で出すのって恥ずかしいですよね。笑
そんなOZINJIを頼ってよ...!(広告です)
採用担当は、いわば「企業側の恋愛のプロ」。
どうすれば魅力的に見えるか、どうすれば口説き落とせるかを、必死に考えています。
…さて、ここで少しだけ想像してみてください。
そんな「企業の裏戦略」を熟知している人間が、あなたの味方(エージェント)になったら、心強くないですか?
相手の手の内がわかれば、対策は立てられます。
「この会社は今、こういう人を喉から手が出るほど欲しがっている」
「この面接官は、ここをチェックしている」
採用の現場で「獲る側」を経験してきた私だからこそ、アドバイスできることがたくさんあります!
転職活動、孤独ですよね。一人で戦うには情報が少なすぎます。
私はこれまで、数えきれないほどの「内定の瞬間」と、それ以上に多くの「お見送りの理由」を見てきました。
だからこそ、STANDでは「受かるためのテクニック」だけでなく、「あなたとその企業が本当にマッチするか」という採用担当目線のシビアな視点もお伝えします。
「採用の裏側を知るおじさん」に、ちょっと話を聞いてみようかな。そんな軽い気持ちで構いません。
企業の術中にハマるのではなく、あなたが企業を選ぶ側になるために。
ぜひ一度、私、OZINJI 辻を頼ってみてください。
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