【2026年1月~3月まとめ】職種別フリーランス求人動向:2Dデザイナー・UI/UXデザイナー
2Dデザイナー・UI/UXデザイナー求人傾向
分析対象
2026年1月~3月時点で公開されているゲーム業界の2D(UI/UX)デザイナー職(業務委託・フリーランス)
出勤形態
- 出社常駐:約44.3%
- ハイブリッド出社:約36.9%
- フルリモート:約18.8%
求人内容から見える傾向
直近3ヶ月の動向として、もっとも大きな変化は「出社常駐」の割合が44.3%まで上昇し、前四半期で最多だったハイブリッド出社を逆転した点です。新規開発プロジェクトの割合が6割近く(58.4%)に達していることから、プロジェクト初期のコンセプトメイクや、密な連携が必要な「アートの方向性固め」のフェーズにおいて、対面でのコミュニケーションを重視する現場が増えていることが伺えます。
一方、フルリモート(18.8%)は微減したものの、依然として約2割弱のシェアを維持。背景イラストレーターやコンセプトアーティストなど、自己完結型の作業比重が高いポジションでは引き続き安定した選択肢となっています。
対応プラットフォーム/エンジン
【対応プラットフォーム】
- スマートフォン向け(iOS/Android):約31.0%
- コンシューマ(PS5 / Switch / Switch2 など):約11.8%
- PCゲーム(Steam中心等):約5.9%
- 未記載:約51.4%
【エンジン】
- Unity:約32.2%
- Unreal Engine:約5.5%
- エンジン未記載:約62.4%
求人内容から見える傾向
プラットフォーム別ではスマートフォン向けが31.0%と主流ですが、今期はSwitch2を見越した移植案件やマルチプラットフォーム展開の記載が目立ち始めています。
エンジン別では、Unityの需要が32.2%と高い存在感を放っています。特にUIデザイナーにおいては、単なる「画作り」だけではなく、「UnityでのUI組み込み(uGUI)」や「演出(Animator/Timeline)」の実装スキルをセットで求める案件が標準化しており、エンジンスキルが単価に直結する状況が続いています。一方、Unreal Engine(5.5%)は、PC/コンシューマ向けのハイエンドな3DアクションタイトルのUI制作において指名される傾向にあります。
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単価水準
- 80万円以上/月:0.4%
- 60万〜80万円/月:34.5%
- 40万〜60万円/月:14.1%
- 40万円以下/月:0.8%
- スキル見合い:50.2%
単価水準の傾向
今期は「スキル見合い」が約半数(50.2%)を占める結果となりました。これはデザイナーの技量による振れ幅が大きいためですが、価格提示がある中では「60万〜80万円」のレンジが34.5%と圧倒的ボリュームゾーンです。
「アートディレクション(AD)」「外注管理経験」「Unityでの高度な演出実装」といった付加価値がある案件では、80万円を超える高単価設定も確認されており、高い専門性と管理能力を併せ持つ人材への投資は惜しまない業界の姿勢が見て取れます。
求められるスキル要件
- Illustrator / Photoshop:64.3%
- Clip Studio / SAI:27.5%
- Unity:33.3%
- Unreal Engine:3.1%
- After Effects / Animator / Timeline:5.9%
スキル要件の傾向
「Illustrator / Photoshop」は64.3%と、デザイナーとして不動の基礎スキルです。特筆すべきは、「Unity」の要求率が33.3%に達し、制作ツールとしての重要性がさらに高まっている点です。
また、UIデザインにおいては「After Effects」でのVコンテ制作や、Unity内でのアニメーション制作(5.9%)の需要が根強く、「静止画としてのデザイン」から「体験としての動きのデザイン」までを包括的に担当できるデザイナーが非常に強く求められています。
案件タイプの分類
- 新規開発案件:約58.4%
- 運営フェーズ:約26.7%
- 記載なし:約14.9%
案件タイプの分類での傾向
今期は「新規開発案件」が58.4%と大幅に伸長しました。世界観の根幹を担うコンセプトアートや、新規IPのキャラクター原案、0からのUI/UX設計など、クリエイティブの「立ち上げ」に関わるチャンスが豊富です。運営フェーズ(26.7%)では、既存タイトルの追加衣装デザインやバナー制作、イベントアセット制作が安定した需要を支えています。
今後の注目ポイント
「AI(生成AI)」活用スキルの浸透
案件内容に「Gemini」や「AIを利用した業務効率化」の記述が含まれるようになり、画像生成AI等の知見が加点要素、あるいは実務の一部に組み込まれ始めています。AIをライバル視するのではなく、制作スピードを向上させる「ツール」として使いこなす能力が、今後のデザイナーに不可欠となるでしょう。
IPタイトルの「テイスト寄せ」と「外注管理」の両立
新規大型IPの立ち上げが増える中で、特定の絵柄を完璧に模倣するスキルと、増え続けるアセットを捌くための「外注管理(クオリティ監修)」の両立が求められています。プレイヤーから一歩進んだディレクション領域の経験が、高単価獲得の鍵となります。
UIデザイナーの「エンジニアリング領域」への踏み込み
Figmaで作成したデザインをUnity上でどう再現するか、あるいはTimelineでいかに魅力的なアニメーションをつけるか。UIデザイナーに求められる役割が「デザインのみ」から「実装・演出」まで大きく広がっており、ハイブリッドな人材の市場価値が急騰しています。
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