【2026年7月-9月】職種別フリーランス求人動向:ゲームプランナー(ディレクター)
プランナー求人傾向
分析対象:2026年7月~9月の公開されているゲームプランナー職(業務委託・フリーランス)
出勤形態
STANDのお取引先企業様は東京中心であるため、東京中心の公開案件が多いです。 また、出勤形態の割合は下記になります。
・出社常駐:45.0%
・ハイブリッド出社:44.3%
・フルリモート:10.7%

求人内容から見える傾向
出社常駐(45.0%)とハイブリッド出社(44.3%)が拮抗しており、合わせて約89%を占める結果となりました。リモートワークを活用した柔軟な働き方が定着する一方で、チームメンバー間での密なコミュニケーションや実機を用いた細かな手触りの検証・イテレーション(クラッシュ&ビルド)を重視する大型・ハイエンドプロジェクトの出社需要が根強く存在していることが伺えます。
フルリモート(10.7%)も1割程度の需要を維持しており、仕様策定やデータ入稿などタスクや評価軸が明確な業務を中心に、全国から優秀な人材を確保する手段として継続的に活用されています。
対応プラットフォーム・エンジン
次に、プラットフォームやエンジンの観点から求人データを分析しました。
【プラットフォーム】
・スマートフォン(iOS/Android):45.5%
・コンシューマ(PS5/Switchなど):18.1%
・PC(Steam等):23.2%
・未記載:13.2%

【使用エンジン】
・Unity:27.4%
・Unreal Engine:16.9%
・エンジン未記載:55.8%

全体的な傾向として
プラットフォーム別ではスマートフォン(45.5%)が引き続き最大のシェアを誇っていますが、PC(23.2%)やコンシューマ(18.1%)も堅調な伸びを見せています。PC・コンシューマを合わせると40%を超えており、国内外でのマルチプラットフォーム展開を前提とした大型タイトルの募集が目立ちます。
エンジン別では「未記載」が約6割を占めるものの、明記されている中ではUnity(27.4%)がトップを維持し、続いてUnreal Engine(16.9%)となりました。モバイル案件におけるUnityの安定した需要に加え、ハイエンドな3DアクションやRPGタイトルにおいてUnreal Engine(特にUE5)を指定したレベルデザインやシステム設計の求人が定着しています。
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単価水準
各求人の単価帯から、以下のような割合となりました。
・80万円以上/月:4.1%
・60万〜80万円/月:28.8%
・40万〜60万円/月:17.1%
・40万未満/月:1.9%
・スキル見合い:48.1%

傾向と解釈
今期も「スキル見合い(48.1%)」が約半数を占める結果となりました。一律の金額設定ではなく、求職者の実務実績や専門性、リード経験に応じて柔軟に報酬を決定したいという企業の意向が継続しています。金額が明記されている中では「60万~80万円(28.8%)」が最大のボリュームゾーンとなっており、さらに80万円以上の高単価案件(4.1%)も存在感を増しています。優秀なミドル~シニア層やディレクター経験者に対して手厚い報酬を支払う準備がある、フリーランスにとって好適な市場環境が続いています。
求められるスキル要件
要件で求められているスキル・経験の割合を算出しました。
・企画提案・立案:22.1%
・仕様書作成:14.6%
・進行管理:13.1%
・Unity実務経験:10.1%
・パラメータ設計・調整:9.6%
・Excel操作:9.5%
・Unreal Engine実務経験:6.3%
・データ作成(マスタ等):6.3%
・バトル設計:5.8%
・UI設計経験:2.5%

傾向分析
「企画提案・立案(22.1%)」と「仕様書作成(14.6%)」が上位を占めており、プランナーの根幹である「アイデアの言語化・具体化能力」が最重視される傾向は一貫しています。また、複数セクション間の調整や進捗を円滑に推し進める「進行管理(13.1%)」の需要も高く、チームを牽引するディレクションスキルの重要性が浮き彫りになっています。
実務面では、「Unity実務経験(10.1%)」や「Unreal Engine実務経験(6.3%)」といったゲームエンジンを直接触れるスキルの需要が高まっているほか、「パラメータ設計(9.6%)」や「Excel操作(9.5%)」、マスタ作成など、数値周りや経済圏の設計を正確にこなせるプランナーが安定して求められています。
案件タイプの分類
【新規vs運営】
・新規開発:33.5%
・運営フェーズ:66.5%

【役割別】
・リード/ディレクター:22.9%
・特化型(UI/バトル等):41.0%
・その他:36.1%

市場の約3分の2を占める「運営フェーズ(66.5%)」では、KPI分析に基づいた改善施策やイベント・ガチャの設計を即戦力で回せる人材が重宝されています。役割別では、特定の領域(バトル、UI、レベルデザイン、エネミーAIなど)を専門的に担当する「特化型(41.0%)」が4割を超えて最多となっており、プロジェクトの大型化に伴ってプランナーの専門特化と職務分掌が加速していることが伺えます。また、「リード/ディレクター(22.9%)」の割合も高く、チームを主導できるハイレイヤー人材の需要も拡大しています。
今後の注目ポイント
ここまでの分析を経て、今後注目されるであろうポイントをまとめました。
ゲームエンジン(Unity/UE5)を直接扱える「実務型レベルデザイナー」の需要高騰
単に仕様書を書くだけでなく、UnityやUnreal Engine上で直接パラメータ調整、マップ配置、スクリプト(BPやLua等)作成までを行えるプランナーの評価が高まっています。実装フェーズまで伴走できるスキルの有無が、単価や獲得案件の質を左右する大きな要因となっています。
専門領域を極めた「インゲーム・アウトゲーム特化型」の価値向上
「特化型(41.0%)」案件が4割を超えた通り、バトル設計、エネミーAI、UI/UX設計、あるいは経済圏・報酬バランス設計など、特定分野に深い強みを持つプランナーの需要が強固です。自身のコアとなる専門性を提示できることが市場での強力な武器となります。
「リード/ディレクター経験」による高単価案件の獲得
プロジェクトの大型化に伴い、複数セクションを跨いだ進行管理や、パートリードとしてチームを率いる経験を持つ人材の需要が高まっています。リード経験やディレクション実績をアピールすることで、「スキル見合い」において大幅な単価アップを狙いやすくなります。
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