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クリエイターインタビュー

「寄り添う」だけじゃない。自立を支えるキャリアアドバイザーの仕事とは?|STAND社員インタビュー 宮澤さん

こんにちは!STAND採用のいわきです! STANDの社員インタビュー第6弾! 今回は、キャリアサポートチームでSTANDクリエイター(以下:スタクリ)のサポートを行っている宮澤さんにお話を聞いてきました! クリエイターのキャリアをサポートするうえで大切にされていることに迫ります!
目次

ゲームプランナーからキャリアサポートへ。「評価制度や働き方」への興味が、転機のきっかけに。

まずは自己紹介をお願いします。

宮澤さん 最近のマイブームはYoutubeで「タイムマシーン3号」の動画を見ること クリエイター時代に、第1弾のインタビューを受けたことも。

宮澤:2010年に遊技機の映像制作ディレクターとしてキャリアをスタートしました。その後はWEBサイトの企画進行を経て、3年後にはプランナーとして大手ゲーム会社にアルバイト入社。少しずつ任せてもらえる範囲が広がり、パートリーダー、そして契約社員へとステップアップしながら、アーケードゲームやスマートフォンアプリゲームの開発に携わりました。

その後も、業務委託として別会社のスマートフォンタイトル開発・運営に参加。追加キャラやエネミーのパラメータ調整などを担当していました。ただ、働く環境を見つめ直すタイミングがあり、一度フリーランスを挟みながらフラフラしていた時期もありました。そんな中で出会ったのが、STANDの前身であるオルトプラスで、2021年に入社しました。

入社後はゲームプランナーとしてスマートフォンゲームの開発に携わっていましたが、入社から1年半ほどで、現在のキャリアサポートチームに異動し、今はゲームプランナーやエンジニアの方々を中心に、キャリア支援を行っています。

ゲームプランナーからキャリアサポートチームへ。異動の背景を教えてください。

宮澤:正直に言うと、最初からキャリアサポートチームを希望していたわけではなかったんです。一方で、「このままプランナーとして働き続けるのが正解なのか」というのはずっと悩んでいて。そんな時に当時のアドバイザーから「マネジメント側(キャリアサポートチーム)に来てみる?向いていると思うよ」と声をかけてもらったのがきっかけでした。

いわき:そうだったのですね!当時、提案を受けた時はどう感じたのでしょうか?

宮澤:結構前向きに受け止めていましたね。というのも、スタクリとして参画している時も、ゲーム開発よりは評価制度や働き方といった“仕組み”に興味があって。よく意見を伝えたりしていたんです。
なので、今後マネジメント側に移って自分の能力を伸ばすことは魅力に感じましたし、興味を持って詳しく話を聞くうちに、異動を決意しました。

STANDクリエイターを支える「キャリアアドバイザー」その仕事の内容とは

現在の業務内容を教えてください。

宮澤:キャリアサポートチームの一員として、スタクリの支援に関わる様々な業務を担当しています。
具体的には、

  • メンバーとの月次面談の準備・実施・記録作成

  • クリエイターの勤怠承認

  • 諸連絡のリマインド

  • 定例MTGへの参加 

などがあります。

月次面談では、どのようなお話をされているのでしょうか?

宮澤:正直なところ人それぞれなので、一概にこう!と言えるものではないのですが…大体以下のような話を通して、スタクリの方の近況を把握しています。

①体調
 まずは「最近調子どう?」と、雑談のような形で必ず聞くようにしています。体調は業務にも影響が出てきてしまいますし、パフォーマンスに直接影響してくるためです。

②目標設定や進捗の確認
 続いて、目標設定や進捗の確認も行います。ちょうど、今のSTANDは目標設定シーズンなので、「設定できそう?」と相談したり、普段は目標達成に向けて「どこまでできてる?」と進捗を確認したりします。

③会社からのお知らせ
 健康診断や、社内イベントといった、会社からのお知らせをこのタイミングで直接伝えることが多いです。

④直近の業務状況や悩み事
 ここからは、直近の業務状況や悩み事について聞いていきます。基本的には「何をやっているのか」「どうやっているのか」という視点で質問をして、相手のスタンスや考え方を掘り下げるようにしています。

例えば、仕事が増えたって話をしてくれた時、自分から手をあげて意欲的にチャレンジしている人もいれば、気づけば仕事を任せてくれていたというような受動的なパターンもあります。この両者のスタンスには大きな違いがあるので、逃さないように丁寧に深堀していきます。

⑤クライアントからのFB
 タイミングによっては、参画先企業からフィードバックが出ているので、この面談内で一緒に振り替えるようにしています。FBの内容は
【Good(よかった点)】
【Next(次に頑張ってほしい点)】
【More(改善点)】
の3つの観点で評価してもらっているのですが、【More】に関しては明確な課題点でもあるので、本人と一緒に改善方法を話し合っていきます。


いわき:話しやすい体調の話から少しづつ内容を深めていくんですね!面談を行う上で心掛けていることもあるのでしょうか?

宮澤:そうですね、いくつかあります。

まず1つ目は「 相互的理解を大切にすること」です。
行動を促す時でも、自分の視点を押し付けるのではなく、”なぜそれが必要なのか”を丁寧に説明するようにしています。結果として、強制でやらせる形だけは避けたくて、納得の上で動いてもらえるように心がけています。
これは自分が「やらされている」と感じると、モチベーションが下がるタイプというのもありますし、元クリエイターとしての経験から大切にしていることでもあります。

2つ目は「 客観的立場を保つこと」です。
面談ではスタクリの皆と色々な話をするんですが、その内容をなるべく客観的に、フラットに見るように意識しています。例えば、「〇〇さんのせいでこういうことが起きた」という話も、本人からすると事実でも、本人が気づいていない別の側面がある可能性もあります。
なので、一緒に問題を振り返りながら、「どうしたらよかったと思う?」「何が原因でそうなっちゃったんだろうね?」と、なるべく客観的な視点から振り返ってもらうようにしています。

いわき:なるほど…こういった話って、客観的にみると本人が無自覚に原因を作ってしまっていたケースもありますよね。そういった際はどのように気づきを促すんでしょうか?

宮澤:そうですね。客観的な振り返りを促している過程で、「これは自分も悪かったな」って気づきを得る人もいるので、自覚的な人にはあまりクドクド言わず、「次から気を付けよう!」で済ませるようにしています。
それでもなお、まだ原因が見つけられなかった場合は、自分から指摘してしまうこともあります。ただ、それは責めたいからではなく、スタクリの皆が「今の環境を続けられるように」「次の参画先がこの先もきちんと見つかるように」という思いがあるからです。

先送りにすることで契約終了に繋がりかねないことはきちんと伝え、改善に繋げてもらいたいですし、スタクリの本人が「改善しよう」と前向きになってもらうのが僕らの仕事だと思っています。

業務の中で、やりがいを感じるのはどんな時ですか?

宮澤:やっぱり、面談を通じて本人に気づきが生まれたり、行動に繋がったりした時ですね。「やってよかったな」って、心から思います。
僕らキャリアアドバイザーはアドバイスや意見を伝える立場ですが、最終的には結局”本人がやるか、やらないか”になってしまうんですよね。だからこそ、小さなことでも一緒に悩んで、悩んだ末に何かしら成果が出た時には、自分がガッツポーズするというより「よかった……!」と安心します。

いわき:まるでスポーツ選手の監督のような感覚ですね(笑)

宮澤:たしかに(笑)。感覚は似てるかもしれません。選手を信じて見守るというか、声をかけながら本人が前に進むのを支えている感覚ですね。
あとは、仕事としてのやりがいという意味では、濃密なマネジメント経験ができるという点も大きいですね。
一般的なマネジメントは、同じ環境にいる複数人を一括で見ることが多いと思うんですが、この仕事では、人数も環境もバラバラなメンバーと1対1で向き合って、それぞれの成長を支えていくことになります。これってすごく貴重な経験だな、と感じています。

いわき:1人ひとりと密に関わるからこそのやりがいですね。ちなみに、仕事のモチベーションを感じるのはどんな時なんでしょうか?

宮澤:そうですね~…僕の場合はサポートの「体制」を作っているときに感じますね。
自分がクリエイターだった頃に感じていたことを活かして、「頑張っている人が、ちゃんと頑張れる環境」を整えることができるので、そういう場面ではモチベーションが上がります。
キャリアアドバイザーの仕事って、売上のように成果が数字で直接見えるわけではないので、制度や仕組みを整えていくことで、「自分もちゃんと貢献できているんだな」って実感できます。

業務の中で大変だと感じるのはどんなときですか?

宮澤:メンバーはそれぞれ異なる企業に参画しているので、情報の整理が一番大変です。体調や悩みも毎回変化しますし、それを担当している人数分…僕の場合だと20名以上分把握しておく必要があります。

いわき:かなりの人数ですね!!どうやって情報を管理しているんでしょうか?

宮澤:面談を実施した後は、必ず記録を作成してチーム内で共有しています。シンプルなやり方ですが、これが一番確実なんですよね。次の面談の前に必ずその記録を読み直すようにしています。
あともう一つ大変なこととして、時にはクライアント先とのトラブル対応もあります。
誰も望んでトラブルを起こしたりはしないのですが、やはりどの現場もチームで仕事する以上、思いがけぬトラブルや、時には衝突が起きてしまうこともあります。
その際は、まずは本人の立場に寄り添いながら、何が起きたのかを整理し、最終的には上長と対応方針を相談しています。

ー今後、キャリアサポートとして頑張っていきたいことはありますか?

宮澤: 今、特に力を入れて進めているのがキャリアのロードマップ化です。
STANDにはグレード制という評価体系があるのですが、これを「このスキルや成果が出せるようになると、このグレード」「さらにここまでできると、このグレードだね」といった形で、より細かく明確な要件を定めようとしています。現状も大枠はあるものの、クリエイター自身がキャリアの道筋をより具体的に描けるように、さらに体系立てていく取り組みです。

いわき:なぜ、そのロードマップを作ろうと考えたのでしょうか?

宮澤: きっかけは、“自分のキャリアをどう考えていけばいいかわからない”と感じている人が多いことでした。
ゲーム業界って技術の進化が早くて、タイトルの浮き沈みも激しいんです。だからこそ、長期的なキャリアを想像しにくい面があります。
結果として「なんとなくリーダーを目指す」というように、目的が曖昧なままキャリアの方向を決めてしまっている人も少なくないと感じています。

また、体系化されていないことで、評価や報酬に対して納得感が持てない原因にもなり得ます。自分では頑張っているつもりでも、「なぜ評価されないのか」が見えなければ、不満を感じてしまいますよね。だからこそ、求められる働きや行動を可視化することで、納得感を持ってもらいたいと思っています。

いわき:なるほど...!自分の評価に納得感を持てるようになる取り組みでもあるんですね!そのロードマップができた先には、どのように活用してほしいと考えていますか?

宮澤:最終的には、「自分に必要なことを自分で考えられる人」になってほしいです。
STANDでは普段から「主体的に」「自立的に」という言い回しをするんですが、これは僕らがキャリアアドバイザーとして関わっている間だけでなく、その後も含めて、自分の人生やキャリアを自分で切り拓いていってほしい、という想いがあるからです。

なぜなら、派遣就業だけではいずれ成長の頭打ちが来ます。そうならないためにも、いつかはSTANDを卒業し、将来的には開発会社の中でポジションを確立していくことが不可欠になると考えています。
もちろん、「STANDに残って後輩を育てたい」と思ってもらえるなら、それも一つの道ですし、その選択をSTANDは尊重します。でもその選択も含めて、自分で考えて決めてほしい。
僕らキャリアサポートチームは、その自主的な意思決定を促せるよう指標を用意する。そして、一緒に進みながら、最終的には一人でも進める力をつけてもらう。そうやって成長していただけたら、ロードマップを作った意義は果たせたと言えるんじゃないかなと思います。

いずれは卒業し、社内外で活躍できるクリエイターに。 STANDが考えるクリエイターのキャリアモデル

これから応募される方にメッセージをお願いします!

宮澤:人に関心があって、「こうあるべき」といった固定観念にとらわれず、目の前の相手にとって本当に良い選択を一緒に考えられる方にとっては、とてもやりがいのある仕事だと思います。

キャリアアドバイザーの仕事は、営業のように数字で成果が明確に見えるものでもなければ、人と向き合った結果がすぐに表れる仕事でもありませんが、一人一人と地道に向き合い、その人の活躍を見届けることができるのは中々得られない貴重な経験だと思っています。

「人の成長を支える仕事に興味がある」「長期的に信頼関係を築くのが得意」と思える方に、ぜひチャレンジしていただきたいです。
ご興味をお持ちいただけた方は、ご応募をお待ちしております。

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※本インタビューはSTAND公式noteにて掲載しているインタビューと同内容になります。

▼STANDnoteはコチラから
https://note.com/stand_tech/n/n66cf1cc1ba15