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STAND社員インタビュー

目先の単価より「次に活きる」案件を。成長志向のフリーランスを後押しする本気の提案

目次

本田 開

■略歴

新卒で人材業界に入り、12年目を迎える。工科大学でプログラミングを学ぶも、「人と話すことが好き」という想いから人事・採用の道を志し、キャリアのファーストステップとして人材業界への就職を決意、入社。その後親会社である株式会社オルトプラスでの人材事業立ち上げを経て、現在はSTANDにてフリーランスのキャリア支援を担当。 一貫してクリエイターと直接対話することを大切にし、現場に近い声を聞き続けてきた。月60件の企業訪問や業界関係者との情報交換を通じて蓄積した知見を活かし、フリーランスクリエイターのキャリア形成を支援している。

「率直に言う」ことが信頼関係を生む

私がフリーランスの支援で最も大切にしているのは、率直に伝えることです。

フリーランスの業界には多くのエージェントが存在し、「信用できない」と思われたら他社に行ってしまうことも常だと思います。せっかくSTANDを見つけて話を聞きたいと思ってもらえたのだから、双方で信頼を築いていくためにも必要なことだと考えています。

書類や面談でお見送りとなった場合でも「なぜダメだったのか」を曖昧にするのではなく、ズバッと伝えて改善点を一緒に模索していく。「この人は全部正直に話してくれる」と感じてもらうことが、信頼関係の第一歩だと考えています。

もちろん、それを嫌がる方もいらっしゃいます。でも、伝える内容は変えずに、言い方を工夫して基本的にはお伝えしております。

なぜなら、良い人や優しい人に見られることだけでは意味がないからです。本当のゴールは、その方にとって最適な案件で契約していただき、充実したキャリアを築いていただくこと。改善すべきポイントをはっきり伝えないと、せっかくのチャンスを逃してしまうことになり、結局ただの仲良しで終わってしまう。だからこそ、率直にお伝えすることが、その方のキャリアにとって最善だと考えています。

「私という人間」を知ってもらう

私がコミュニケーションの根底に置いているのは、「自分という人間を知ってもらう」という考えです。

単なる業務連絡に終始せず、私個人の人間性を理解していただくため、時にはストレートな物言いもします。「本田とはこういう人間だ」と認識してもらうことで、まず私自身を信用してもらうことを意識しています。

以前は、耳障りの良いことだけを伝えて取り繕ったコミュニケーションも試みたことがありました。
しかし、「◯◯さん、結構いいと思うんですけどね」と言うだけでは、参画先の決定にはつながりません。最終的に言うべきことは率直に伝える、今のスタイルに切り替えました。

これは、向き合っている方に対する私の最大の誠意だと考えています。

私たちの目標は、企業から複数のオファーを獲得し、選択肢を持った上で決断していただくことです。「これしかない」という状況でなく、「これがベストだ」と確信して選んでいただくために、必要な情報はすべて開示します。

それが、最良の決断につながると信じているからです。

決まりやすさより「キャリア」を優先

案件をご紹介する際に意識しているのは、決まりやすさよりも、その方が次に活かせるようなプロジェクトに入ってほしいということです。

場所が遠いとか、フルリモートじゃないと嫌だと言われても、その案件がキャリアにつながりそうなら「一応ご紹介しますね」とフリーランスの方へ提案します。

条件で選ぶ方はもちろん多いですし、それが悪いわけでもありません。ただ、できることだけずっとやっていてもその方のキャリアが先細りになってしまいますから、市況感やキャリアアップにつなげられるような案件を提案するよう心がけています

なぜそうするのか。それは、案件に参画が決まった時の感謝や「こういうことやってて楽しい」という言葉をいただけることがとても嬉しいからです。

クリエイターの方と直接話すのがとても好きで、前職時代からできる限り時間を割いて直接コミュニケーションをとるようにしてきました。時間の制約も当然ある中で、大変でしたが、このようなコミュニケーションがあったから続けてこられた。おせっかいかもしれないですが、私が提案したことに対して「本田さんから紹介してもらってやっぱり良かった」「キャリアに幅が広がった」と言ってもらえることが、自身の目標であり、楽しさややりがいにもつながっています。

企業とフリーランス、双方にとっての最適解を目指す

企業とフリーランスの両方と向き合う際に意識しているのは、双方の目線を理解し、適切にすり合わせることです

企業に対しても、フリーランスの方に対しても、立場による態度の違いはありません。それぞれに必要なことは率直にお伝えしますし、常に対等な関係性を大切にしています。

例えば、企業からスキル要件の高いニーズではあるけれど、相場感より大幅に安い金額で募集をしたい、というお話をいただくことがあります。その際は、業界の実情や人材市場の状況をしっかりとご説明します。
採用を成功させたいという企業の想いに応えるためには、実現可能な条件設定が不可欠です。どんな案件でも全力でサポートしながら、同時に難しい条件については率直にお伝えし、一緒により良い条件を考えていくというスタンスを取っています。

フリーランスの方に対しても同様です。ご希望の単価が市況感やスキルセットと照らし合わせて調整が必要な場合は、正直にお伝えします。それは、より多くの選択肢を持っていただき、最終的に納得のいく決断をしていただくためです。

どちらか一方に偏るのではなく、企業とフリーランス双方の状況や想いを理解し、お互いにとって最適な着地点を見つける。それが私の役割だと考えています。

フォロー面談は相互理解を深める場

参画後のフォロー面談も大切にしています。定期的な面談だけでなく、ランチに行ったりと、カジュアルなコミュニケーションも積極的に取るようにしています。

時には一時間じっくりお話を伺うこともあります。現場での悩みや不満は、早めに共有していただくことで、大きなトラブルになる前に対処できることも多いからです。

仕事の話だけでなく、「最近このゲームが面白くて」といった趣味の話も大歓迎です。そういった何気ない会話から、その方の志向性や興味の方向性が見えてくることも多く、次のキャリア提案に活かせることもあります。

また、実際の開発現場でのお話は、私自身にとっても学びの場です。「この会社ではこういう開発スタイル」「最近はこういう技術が使われている」と、現場の生の声を聞かせていただくことで、業界の最新動向をアップデートできています。

そうした情報は、他のフリーランスの方へのアドバイスや、企業との交渉の場でも活かされています。「最近の業界ではこういう開発手法が注目されています」「この職種ではこんなスキルが求められる傾向にあります」といった市場全体の動向をお伝えできるのも、現場で働く皆さんとの対話があってこそです。

人に対して本当に興味があるので、どんな方の話も深く聞きたくなってしまいます。興味を持って話を聞いてもらえると嬉しいですよね。私も同じ気持ちで、フリーランスの方のことをもっと知りたいと思っています。


フリーランスとして生き抜くために

フリーランスという働き方の魅力は、多くの案件に触れられる機会があることです。その分リスクと責任は伴いますが、正社員とは違う自由があります。

「こんなゲームを作ってみたい」「あんなプロジェクトに携わりたい」「この会社に指名されるような存在になりたい」。そういった想いを実現しやすいのがフリーランスという働き方です。

ただ自由に案件を選べる人になるために必要なのは、技術力だけではないと思っています。それ以上に重要なのがパーソナルスキルです。

フリーランスとしてキャリアを築いていくために絶対に必要なこと。それは、プロジェクトの中で積極的に価値を発揮し、信頼関係を築いていくことです。

業務委託だからという意識ではなく、一人のプロフェッショナルとして信用してもらい、個人として選ばれ続けること。困ったな、という状況が出てきたときに声がかかるようになるのが、フリーランスとしての一つのゴールだと思います。

STANDを通してプロジェクトに参画し、それが終わって2〜3年後、その時一緒に働いた方が別の会社に移った時に「◯◯さんに連絡してみよう」と思い出してもらえる。それが理想です。

会社に守られていない分、一人ひとりへの振る舞いがキャリアに直結します。指示されたことだけをこなすのではなく、参画先で価値を感じてもらい、「困ったらこの人に相談したい」「また一緒に働きたい」と思ってもらえるような信頼関係を築くことが大切です。

もう一度仕事をしたいと思ってもらえるようになるには何が必要か。それは、積極的に人と関わっていくことです。

ランチに行ったり、日常的な雑談を大切にしたり、自分のことを知ってもらうと同時に相手のことも理解しようとする。そうした姿勢の積み重ねが信頼につながっていきます。

案件を選ぶ際も、報酬や働き方の条件だけで選ぶのではなく、なるべく次のキャリアにつながるかどうかを軸に一緒に考えていきましょう。

STANDならではの「親密性」

STANDの強みは、親密性、つまり寄り添い型です。

人材業界ではトラブル放置やうまく対応してくれないということが割とありますが、STANDにはありとあらゆるトラブルを解決してきたナレッジがチーム全体にあります。クライアント側にもフリーランス側にも、しっかりと寄り添える体制があります。

フリーランスの方が「悩みがある、クライアント企業には直接言いづらい」という話も、逆にクライアント企業から「本人には言いづらいけどこういうところで困っている」という話も、双方にしっかり伝えます。

どちらかが不満を言ったら「いや、相手もこうなんだよ」と同じく不満が出てくるので、それもちゃんと汲み取り、両者の話を聞いて事実確認をした上で、「お互いこういう風にしたら良くなりませんか」という話まで持っていけると考えています。

業界の知見という点では、関東近郊のゲーム会社とのお付き合いが多く、市況感や単価の感覚、ニッチだけど実力のある会社の情報なども伝えられます。これはこれまでたくさんの人とコミュニケーションをとってきたという自身があります。多い時は月30〜60件は企業を回っていましたし、業界に仲のいい人ができて、仕事場ではないところでの情報交換もできています。このような知見をベースに、「こんなことがやれるようになりたいんだけど…」というご相談から「それであればこんな企業様だとやりたいことに近づけそうですよ」というお話もできます。

人材業界では人事と相対することが多いですが、私はクリエイターや現場の人とも直接話をしてきました。より現場に近い声を聞いてきたからこそ、開発フェーズやタイムラインもイメージでき、「今このフェーズだから、いつぐらいにこういう人が欲しいと言われるだろう」ということも分かります。

実際にゲーム・IT業界の制作現場や働き方を理解している人間がキャリア支援を行えること。それは、他の人材会社にはないSTANDならではの強みだと自負しています。

キャリアに迷っている方へ

ゲーム作りが好きで、且つ、ちょっとキャリアに迷っていたり、今後どういうことをやりたいか相談したい、どういう会社に行けばいいのか分からないという方。一緒に考えていきましょう。

率直な想いや気持ちを聞かせてください。耳が痛いこともお伝えすることもありますがキャリアを良くするために一緒に考えていきましょう!


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