【2025年10月-12月】職種別フリーランス求人動向:ゲームプランナー(ディレクター)
プランナー求人傾向
分析対象 2025年10月~12月の公開されているゲームプランナー職(業務委託・フリーランス)
■出勤形態
- 出社常駐:約41.9%
- ハイブリッド出社:約50.6%
- フルリモート:約7.3%

・求人内容から見える傾向
ハイブリッド出社(50.9%)が過半数を維持。対面での仕様検討とリモートでの実務作業を使い分けるスタイルがプランナーの標準となっています。
一方、新規開発やアクション性の高いプロジェクトでは出社常駐(41.9%)が依然として高く、実機確認やセクション間(エンジニア・デザイナー)の即時連携が求められる現場のニーズが反映されています。フルリモート(7.3%)はニッチな存在に留まり、特定の運営タスクや独立性の高い企画業務に限定されています。
■対応プラットフォーム/エンジン
次に、プラットフォームやエンジンの観点から求人データを分析しました。
【プラットフォーム】
スマートフォン(iOS/Android):約41.7%
コンシューマ(PS5/Switchなど):約17.0%
PC(Steam等):約14.9%
未記載:約26.4%

【使用エンジン】
Unity:約14.7%
Unreal Engine(UE4/UE5):約10.3%
エンジン未記載/不明:約75.0%

全体的な傾向として
プラットフォーム別ではスマートフォン(41.7%)が依然として最大勢力であり、運用型タイトルの安定した人材需要を支えています。今期特筆すべきは、コンシューマ(17.0%)とPC(14.9%)の距離が縮まっている点です。これは、最初から「PC/Steam/PS5/Xbox」の同時展開を前提としたマルチプラットフォーム開発案件が増加していることを示しており、特定のハード制約に縛られない、より高度な最適化スキルがプランナーにも問われ始めています。
エンジン別の「未記載:75.0%」という圧倒的な数値は、プランナーの募集がツール操作よりも「企画の中身」そのものに主眼を置いていることを裏付けています。しかし、明記されている案件ではUnity(14.7%)が優勢。特にモバイル運用の現場ではUnityの知識は「必須」に近い扱いです。一方で、Unreal Engine(10.3%)は、ハイエンドな3D表現を追求するコンシューマ/PC向けの「新規プロジェクト」に集中しており、高グラフィックなアクションゲーム制作において確固たる地位を築いています。
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■単価水準
- 各求人の単価帯から、以下のような割合となりました。
80万円以上/月:0.0%
60万〜80万円/月:約52.1%
40万〜60万円/月:約13.1%
40万未満/月:約0.4%
スキル見合い:約34.3%

・単価水準の傾向
ボリュームゾーンは「60万~80万円(52.1%)」です。 今期、単価45万~60万の枠で「ゲーム業界未経験可」とする案件が極少数見られましたが、これらは「Web業界でのディレクション経験」や「高い事務・進行管理能力」を前提としたポテンシャル枠です。ゲーム実務スキルを持たない完全な未経験者が、フリーランスとして即座に参画できるケースは極めて限定的である点に注意が必要です。
■求められるスキル要件
要件で求められているスキル・経験の割合を算出しました。
- 仕様書作成:16.9%
パラメータ設計・調整:12.0%
進行管理:12.2%
企画提案・立案:28.5%
Excel操作:7.6%
Unity実務経験:6.2%
Unreal Engine経験:4.4%
データ作成(マスタ等):4.4%
バトル設計:5.5%
UI設計経験:2.4%

傾向分析
「企画提案・立案(28.5%)」と「仕様書作成(16.9%)」が上位を占め、プランナーの根幹である「アイデアの言語化・具体化」が最も重視されています。 実務レベルでは、「パラメータ設計(12.0%)」とそれを支える「Excel操作(7.6%)」がセットで求められるケースが多く、数値調整能力が必須技能となっています。また、Unity/Unrealエンジンの実務経験を求める声も一定数あり、企画だけでなく直接エンジン上でデータを流し込める「実装力の高いプランナー」への期待が見て取れます。
■案件タイプの分類
【新規vs運営】
新規開発(企画初期から参画できる案件):約34.9%
運営フェーズ(イベント設計、バランス調整など):約65.1%

【リーダー案件vs特化型案件】
リード/ディレクター(タスク管理、進行、企画統括など):約15.7%
特化型 UI/バトルなど(特定分野に特化。UI設計、スキル設計、レベルデザイン等):約37.0%
その他:約47.2%

市場の約2/3を占める「運営フェーズ(65.1%)」では、KPI分析に基づいた改善やイベント運用が主業務です。一方、役割別で「特化型(37.0%)」の比率が高いことは、バトル設計やUI/UX設計、レベルデザインなど、特定の遊びを構築する専門家への需要が非常に強いことを示しています。
■今後の注目ポイント
ここまでの分析を経て、今後注目されるであろうポイントをまとめました。
Unity/UEエンジンの「実装スキル」を持つプランナーの優位性
仕様書作成だけでなく、エンジン上で直接パラメータ調整やレベル配置を行えるプランナーは、開発スピードを重視する現場でより高く評価される傾向にあります。
PC/コンシューマのマルチプラットフォーム対応
PC(Steam等)とコンシューマを同時にターゲットとする3Dアクション等の開発案件が増えており、プラットフォーム固有の制約を理解した仕様設計能力が求められています。
ゲーム以外の新領域への広がり(AIキャラクター等)
今期は「AI Vtuber」等の企画に関わる案件が限定的(全体の数件程度)ながら確認されました。主流ではありませんが、プランナーが培ってきた「世界観構築・パラメータ設計」のスキルが、隣接する先端技術プロジェクトで活用され始めています。
■求人掲載について
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